こんばんわ、サッシーです。
あなたは、街で盲導犬を見かけたことはありませんか?
盲導犬は、目の不自由な方にとって大切なパートナーであり、愛すべき家族です。
愛犬とは違い、仕事をするという使命が与えられた盲導犬。
街でたまに見かけますが、本当に凄い犬だな~っていつも思います。
この子たちは一体どのような一生を送るのだろうと、ふと考えたことがあるんです。
今回は、盲導犬の一生と、街で盲導犬を見かけた時に私たちにできることをまとめました。
盲導犬はどんな一生を過ごすの?
- 命の誕生
盲導犬に向く性格の親から、盲導犬の候補犬が誕生します。
誕生した仔犬は、生後2ヶ月まで、他の兄弟たちと一緒に母犬と共に過ごします。
- 2ヶ月〜1歳まで
パピーウォーカーというボランティアの温かい家庭で、暮らします。
愛情豊かに育てられると共に、社会性を身につけていきます。
パピーウォーカーと外に出掛け、車や電車の音、雨などの自然の様子、
人混みに慣れていきます。
この時期に社会性を身につけたり、人間への信頼感を築いたりすることで、目の不自由な方と 暮らす基盤を作るのです。
- 訓練
段差や曲がり角を教えたり、障害物を避けたり、車の行き来を見て、進むかどうか判断したり する訓練をします。
また、電車やエスカレーターの訓練も徹底的にしていきます。
- 目の不自由な方との訓練
3回の評価をクリアした盲導犬と、目の不自由な方が一緒に生活し、歩行の訓練をします。
- 卒業
いよいよ盲導犬として、目の不自由な方との生活が始まります。
定期的に担当訓練士が指導をしていきます。
- 引退
10歳前後で盲導犬を引退します。
引退犬飼育ボランティアの家庭や、引退犬が安心して暮らせる「盲導犬の里富士ハーネス」で 過ごし、皆に愛されながら生涯を終えます。
私はパピーウォーカーと盲導犬の暮らしをテレビで観たことがあります。
10ヶ月間、目一杯の愛情をもらって育った盲導犬の候補犬は、人間への揺るぎない信頼感を築き上げていました。
それと共にやってくる、パピーウォーカーとの別れ。私は胸を締め付けられました。
盲導犬になるには、様々な人と出会い、そして別れ、力強く生きていかなくてはならないのだと感じました。 ホント涙です・・・
使命を果たすために働く盲導犬に街で出会ったら、私たちはどのように対応したら良いでしょうか。次の項目で解説していきます。
盲導犬に出会ったら
街中で盲導犬に出会ったら、触ったり話しかけたりせず、見守るようにしてください。
仕事に集中できなくなり、飼い主さんを誘導することができなくなります。
盲導犬は車の行き来で横断を判断しており、信号を判断できないため、飼い主さんに、「青ですよ」「赤になりましたよ」と伝えることで、より安心して横断することができます。
盲導犬が安全に飼い主さんを誘導することができるよう、社会全体で周知していきたいですね!
盲導犬についてのまとめ
- 盲導犬は、パピーウォーカーの家庭で、人間への信頼感や社会性を身に付けた後、目の不自由な方を安全に誘導できるよう訓練を行います。
3回の評価をクリアすると盲導犬となり、目の不自由な方との生活を送ります。
10歳前後で引退した後、ボランティアの家や、「盲導犬の里富士ハーネス」で穏やかに暮ら し、最期の時を迎えます。
- 盲導犬に街で出会ったら、触ったり話しかけたりせず、見守るようにしてください。
飼い主さんに信号が変わったことを伝えると、安心して横断することができます。
もしも、盲導犬を連れた目の不自由な方が困っているようでしたら、お手伝いのお声をかけて ください!